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フリー翻訳者のjunjun。アメリカンな夫Pと2007年3月生まれの娘うたことの3人暮らしです。1年4ヶ月のシンガポール生活を経て、2010年2月にPの故郷マサチューセッツ州ケンブリッジに引っ越してきました。


by junjunH0101

カテゴリ:レビュー( 3 )

DOUBLES: Japan and America's Intercultural Children』という映画を見ました。

タイトルどおり、日米の混血児に関する映画です。戦後の米軍占領下で生まれた混血児たちから、現代の(といってもこの映画は1995年に制作されたものなので少々古いですが)混血児たちまでのインタビューをもとに構成されています。

日本で混血の人のことを「ハーフ」と呼びますが、この映画では「半分」「あいのこ」というイメージのある「ハーフ」ではなく、「ダブル」という言葉を使っています。(「ミックス」という人もいます)。

この映画を見ての感想は、まず、時代とともに混血児に対する世間の目がかなり変わったということ。

昔は「ガイジンと言って石を投げられた」「青い目の子だったら連れてくるなと親に言われた」とか。以前、日本のテレビでエリザベス・サンダースホームに関するドキュメンタリー番組を見たことがありますが、終戦直後の混血児に対する世間の対応はそれはひどいものでした。

もうひとつは、うちの子が該当するので特に気になったのですが、日米の混血の中でもアフリカン・アメリカン(黒人)との混血の場合、やはり差別が多いようだということ。これは特にアメリカ在住の場合ですね。

さて、わが子の場合はどうかというと、これまで大変ラッキーで「差別」や「いじめ」は全くなし。

生まれたのは日本ですが、首都圏なのでミックスも特に珍しくなく、わりと普通に接してもらっていました。次に住んだのがシンガポールで、ここはもともと他民族の国の上に外国人(日本人、西洋人含む)居住者も多く、ここでも全く嫌な思いをすることはなし。そしてアメリカMA州Cambridgeへ。ここも大学が多いことなどもあっていろんな人種・国の人が住んでいますから、やっぱり特に差別を受けたりすることもなし。

でもこれは我が家がたまたまラッキーだっただけで、現在は差別がないということではないのですね。日本でも田舎のほうだとじろじろ見られたりするかもしれないし(実家の近くで電車に乗ったりすると夫はじろじろ見られるし、一度クリーニング屋さんに夫がお使いに行ったら店番の女性がびっくりして奥に逃げ込んでしましました)、アメリカでも住人がほぼ全員白人という町に住んだら居心地悪いことだろうと思います。

うちの子はまだ4歳半で、どこまで理解できているかはわかりませんが、自分がAfrican-Americanであり、日本人でもあるとは理解しています。そして最近は特に自分の外見が気になるようで、自分は日本で生まれたのにどうして髪の毛がまっすぐでないのか、とか、自分の肌はなぜ茶色いのか、など聞いてきます。そして自分のようにくしゃくしゃな髪よりもストレートな髪の人のほうが多いので、自分もまっすぐにしたいと言ってみたり。

肌の色については、「パパの肌の色とママの肌の色が混ざって、うたこの色になったんだよ~」と説明。パパのこともママのことも大好きなので、二人からもらった色が好きになってくれたようです。映画の中ではお父さんが色の違うアイスクリームを混ぜて見せて、これがお前だよ、と言ったという話が出てきました。

うたこがストレートヘアがよいと言っているのはちりちりヘアをからかわれたからというわけではなく、単にストレートヘアに憧れているだけのようですが、自分の人種について考えるのによいきっかけになっている気がします。親としてはティーンエイジャーになったら美容院に行って好きな髪形にしてよいよと言ってあるので、今はこの髪でよいかと思っているようです。

食べ物も日米両方のものが大好き。ピザやチキンナゲットも食べるけど、おでんや日本のカレー、お寿司も大好物です。言葉はどうしても英語のほうが強いけど、日本語も何とかやっています。

このまま日本のこともアメリカのことも大好きで、両方の文化に誇りをもって生きてくれたらうれしいな。

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by junjunh0101 | 2012-01-05 12:01 | レビュー

映画『ANPO』

土曜日の手巻き寿司・ポットラックディナーは映画『ANPO』上映会から始まりました。

この映画の監督リンダ・ホーグランド氏は日本生まれ。小中は日本の学校、高校は神戸のインターナショナルスクールへ通われたという方です。映画はアートを通して日米安保条約を見るもので、アートとアーティストの語りを主に構成されています。

この映画を見て、まず今回の震災のこと、特に原発事故のことを考えました。

都合の悪いことは隠し、「日本は必ず勝つ」と国民に信じ込ませていた第二次世界大戦中の大本営発表と、原発政策の推し進め方が似ていると思ったんですね。データが公表されておらず後から出てきたり、今回の事故前は「絶対安全だ」と言い張っていたり。

こうやって書いていても、原発についてはちょっと書きにくい雰囲気があるのですが(例えば原発に疑問があると言うと「地球温暖化どうするの!」と叱られるとか「あの人は反対派だ」と色づけされるとか)、そういう声を上げにくい雰囲気のあるところも戦中と似ていると思います。(福島での事故後、かなり声が上がっているし、「推進派」「反対派」と色づけするのではなく、ニュートラルな状態で議論しようよという動きもあるようですが)。

そして、米軍基地の存在と原子力発電所の存在も似ている。「必要だ」と言う人は多いけれど、自分の町にはできれば来てもらいたくない……。日本に原子力発電基がいくつあるのか(55だそうです)この事故まで知らなかった人が多いでしょうし、日本に100以上もの米軍基地があることも知らない人がほとんどではないでしょうか。(私も知りませんでした)。

監督のリンダさんにも興味がわき、彼女のインタビューも見てみました。

先ほども書いたとおり、彼女は日本生まれで18歳まで日本で過ごしています。アメリカなど生地主義を取っている国と違い、日本ではいくら日本生まれでも親が日本人でないと日本国籍をもらえませんから(血統主義)彼女は国籍としてはアメリカ人でしかないのですが、アイデンティティ(気持ち)はアメリカ人でもあり、日本人でもあるそうです。

そのようにう国籍上日本人ではない彼女がこの映画を作ったということで、今ボランティアで日本の被災地に入っている友人のことを思い出しました。

彼女もリンダさんと同じように日本生まれで、たしか20歳くらいまで日本で過ごしています。そして同じように中学の途中くらいまでは日本の学校に通っていたので、言葉の面でも文化の面でも日本育ちの日本人とかなり近いです。

その彼女は今はMA州在住なのですが、今回の震災のことを知って居ても立っても居られない気持ちになり、仕事など放り出して被災地で活動しています。(以前もアップしましたが、彼女も出ているCNNのインタビューはこちら→

こういうことを知ると、国籍ってなんだろう?国って?アイデンティティって?と考えさせられます。(自分が海外在住であり、我が子は二重国籍なので特に)。

以上は私なりの偏った感想ですが、チャンスがあれば皆さんも是非見てみてください。

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by junjunh0101 | 2011-05-17 01:28 | レビュー
で涼しいボストンからシンガポールに戻ってきて、暑さと湿気に完全にやられているjunjunです。

掃除をしても料理をしても汗だく。蛇口から出てくる水はお湯のよう。(サラダ野菜はこのお湯のような水で洗ったあと、しばらく氷水につけておかないと食べられません)。あー、湿気のないアメリカの夏が恋しい。。。

さて、アメリカ里帰り旅行記は前回の食べ物編で終了の予定でしたが、機内でたくさん映画を見たので映画編を追加することにしました。

『Confessions of A Shoppaholic(お買い物中毒な私)』
以前シンガポールで見ようとしたけど時間が合わずに見られなかった映画です。題名通り、買い物中毒の女性が堅い経済雑誌の編集者になり、恋をして……というお話です。じーんと感動するような話ではないけれど、楽しめる映画です。

『He's Just Not That into You(そんな彼なら捨てちゃえば)』
以前受けた翻訳学校の通信講座で、この映画の原作が教材として取り上げられていました。課題となった部分しか読んでいなかったけれど、独身時代の長かった(つまり恋の失敗ばかりしてきた?)私としては「そうそう!」「なるほど!」とうなずくことばかり。私のようにすでに散々失敗してしまった女性でなく、恋愛現役中の女性に見て学んでいただきたい映画ですね。いい加減な男性に振り回される不幸な女性がひとりでも減りますように!

『Sugar』
ドミニカ共和国出身の若い野球選手を描いた映画です。貧しい国出身の若者がスポーツでトップを目指すというストーリーは『Goal!』を思い出させますが、この映画はどんどん上に登っていくサクセスストーリーではなく、文化の違いや野球を続ける意義などに悩む青年の揺れる心のうちを描いています。言葉が通じないのでレストランで食べたいものも注文できず、いつも甘いFrench toastばかり食べる姿にキュンとなりました。

『Monsters vs Alien(モンスターvsエイリアン)』
うたこと一緒に見ました。突然巨大化してしまった女性がほかのモンスターたちと一緒にエイリアンと戦うお話です。巨大化した彼女に対して急に冷たくなった元彼をあっさり振ってしまいますが、あんなに大きくては次の彼氏も見つけにくいだろうなあーと要らぬ心配をしてしまったjunjunでした。

『Duplicity(デュプリシティ~スパイはスパイに嘘をつく)』
ジュリア・ロバーツ主演の産業スパイ映画ですが、ストーリーを全く追えませんでした! 英語音声のみで見たせいかと思い、日本語吹き替えでもう一度見てみたものの、やはりよくわからず。現在から過去に戻ったり、本気なのかだましているのかよくわからなかったり、ややこし~。時々隣りのうたこや飲み物の注文を取りに来るCAさんたちに中断されつつ見たから? 私の頭が悪いから? 悔しいからもう一度劇場でちゃんと集中して見てみたい気もします。頭のいい人にお勧め(笑)。

今回は行きも帰りも20時間以上という長旅だったので、このほか、すでに劇場で見ていた『17 Again』や『New in Town』ももう一度見たりなどして、とにかくたくさん映画を見ました。あ、そう言えば、結婚記念日に劇場で『Hump Day』も見たんだった。もうしばらく映画は見なくてもいいかな。

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by junjunH0101 | 2009-08-04 17:39 | レビュー