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フリー翻訳者のjunjun。アメリカンな夫Pと2007年3月生まれの娘うたことの3人暮らしです。1年4ヶ月のシンガポール生活を経て、2010年2月にPの故郷マサチューセッツ州ケンブリッジに引っ越してきました。


by junjunH0101

春祭りボストン2012

昨日、ボストンのCopley Square Parkで第一回春祭りボストンが開催され、私も売り子として参加してきました。

ちょっと肌寒い日ではあったものの、天候に恵まれ、すごい人出でした。
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歩けないくらいにぎっしり。

私は大船渡の「ニットカフェ」というグループが作ったニット製品と、南相馬の仮設住宅に住む80代~90代の女性たちが作った折り紙作品の販売を主にお手伝いしてきました。

折り紙はくす玉や鶴、亀などどれも手の込んだものばかり。
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特にアメリカ人に大人気で、2つを残してほぼ完売。買わないけれど写真だけ撮って行く方などもいました。

ニット製品は帽子やマフラーなど。こちらはまだ冬のように寒い日があるとは言え、季節的にちょっとタイミングがずれてしまったので完売とはいきませんでしたが、それでもかなり売れました。
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仮設住宅への引越しで失われてしまったコミュニティ感覚を取り戻そうと、自宅が無事だった女性たちが仮設住宅に住む女性たちにこのニットカフェへの参加を呼びかけました。世界中から寄付された毛糸を使って編み物をし、作品を販売しています。

たとえ僅かでも収入を得ることは東北の復興に欠かせない大切な要素です。また、公的援助ではなく、同じ被災地に住む女性たちのグループが仮設住宅に住む女性たちに手を差し伸べたという点でもこれは貴重な活動です。

Amazonのウィッシュリストを使ってこのグループに毛糸を送ることができます。どんな毛糸でもどんな量でもかまわないそうですので、ぜひご協力をお願いします。

ニット作品と一緒に手だけ写っているのは友人のAmyaさん。アメリカ人ながら日本生まれの彼女は震災後、ご主人を置いて日本に単身赴任。被災地の復興のためにがんばってくれています。(彼女のブログはこちら→) 前日の土曜日の夕方にボストンに着いたばかりの時差ぼけ状態で、日本からのニット作品をもってきてくれました。


ほかのブースのほうは残念ながら私はほとんど見ることができませんでしたが、「ボストン日本人女性の会」のおみこしや飴細工を始め、さまざまな日本食やお面などの日本のものなどの販売、そしてステージパフォーマンスもあり、大変盛り上がったようです。
春祭りボストン2012_f0195286_952099.jpg

うたこもフェイスペインティングをしてもらい、おみこしを担ぎ、ヨーヨーを釣り……一日中大はしゃぎでした。

このお祭り、来年以降も開催されるそうです。今年あまりの混雑ぶりにお目当てにしていた日本食(焼きそばやお好み焼き、ラーメンなど)を食べられなかった人たちも多かったので(私もそのひとり!)、来年は食べ物もっとたくさん用意してもらえるとうれしいです。

……と、最後はやっぱり食べ物の話になってしまいましたね(笑)。

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by junjunh0101 | 2012-05-01 09:24 | 行事・イベント