フィッシュ厚子氏の講演へ
2012年 03月 06日
日曜日の昨日、「ボストン日本人女性の会」でフィッシュ厚子氏のお話を伺ってきました。
フィッシュ厚子氏は長年社会貢献活動に関わってこられ、現在はフィッシュファミリー財団の理事をなさっています。(英語のbioしかありませんが、詳しくは↑のお名前のリンクをクリックしてください)。
内容は生い立ちやこれまでのお仕事で学ばれたこと、そして震災支援について。前回の記事で書いた菅谷明子さんの講演同様、今回も大変inspireされました!
以下、junjun視点で心に残った点を書きあげてみたいと思います。
まずは厚子さんのお母様の言葉。貧しいことは恥ずかしいことではない。恥ずかしいのは嘘をついたとき、盗んだとき、そして与えられた能力をきちんと使わなかったとき。
特に3つ目の「恥ずかしいこと」にハッとさせられました。私は与えられた能力をきちんと使っているだろうか?
そして、厚子さんがさまざまなお仕事をされていく中で、気付かれたこと。ドアをぐいぐい押してばかりでは開かないことがある。そのドアは手前に引けば開くかもしれないし、横に引く引き戸かもしれない。(これはある方に言われたことだそうです)。また、最初は「自分が、自分が」というばかりで競争の中で生きてきたが、あるとき「他者のために」「他者の尊厳を考えて」仕事をしている人たちに出会い、影響を受けられたということ。
厚子さんと同じくアメリカ人の夫を持つ身として、そして在米日本人として考えされられることもありました。
厚子さんがご結婚されてまもなく、ご主人がご自分のお給料の10%をphilanthropy(慈善・社会貢献活動)に回したいがよいか、と聞かれたそうです。実は我が家のPも10%とはいきませんが、5%はphilanthropyに使いたいと常々言っています。(実際なかなか5%もできていませんが、一応これが目標)。
アメリカではこのphilanthropyが広く浸透しています。私もこちらで日々感じています。これはぜひアメリカに見習いたい点です。
しかしきめ細やくて秩序ある、という日本人のよさもあります。米人の夫と日米二重国籍の子どもをもち、アメリカに住む日本人として、こうした日米の良い点を「よいとこ取り」で実践していきたいと思います。
震災支援について。
ボストンでは震災直後、Fish Foundationからの資金を元に、Boston Foundation、Japan Society of BostonとともにJapanese Disaster Relief Fundが設立されました。これによりボストンから医師など医療従事者の方々が何名か現地に救援活動に入られ、厚子さんご自身も被災地に赴かれました。
また、医師派遣以外にもさまざまなところに資金を出されていて、そのひとつがこの被災地の住宅支援プロジェクトです。→★
↑の★をクリックしてください。1枚目の写真はコンテナを利用した被災者用住宅です。国が作った仮設住宅と比べて見た目もお洒落で、壁も厚く、窓も大きく、中には棚などもあって快適だそうです。2枚目は避難所での間仕切り。プライバシーがなく、着替えのときなど困っていたのがこれで解決されました。
素晴らしいプロジェクトだと思うので、皆さんにも見ていただきたく、こちらでシェアしました。
厚子さんが常日頃大切にされている10個のことをご紹介。
1)失敗を恐れるな:人生は失敗の積み重ね。失敗なくして学びはなく、学びなくして成功はない。
2)リスクを取る事を恐れるな:教えて下さいと頭を下げて嫌と言う人はいない。
3)他人の目を気にするな:自分に自信と誇りをもてば、他人との「違い」は怖くない。
4)「Good job!」:人は褒められる事で成長し、褒める事で心を豊かにする。
5)妥協をするな:擦り合わせではなく、良くても悪くても自分の意見をしっかり持つ。
6)柔軟性を持て:既成概念にとらわれず、臨機応変あらゆる方面から問題を見直す。
7)好奇心を失うな: 世の中の動きに興味を持ち、探求し続けることが若さを保つ秘訣。
8)夢は大きく持て:実際のところ、 夢はおそらく1/3くらいしか達成できない。だから、夢は大きければ大きい程よい。
9)運を上手に掴め:運は誰のところにもやってくるし、どこにでもある。でも、気づかないと逃してしまう。
10)人生の「Role Model」を持て: すばらしい人に出会いたいと願うことで出会いは生まれ、人との出会いを通して感動が生まれる。
このひとつひとつがぐぐっときます。実はjunjun今ちょっと新しいことをやろうとしています。明子さんの講演で刺激を受けて背中を押され、昨日の厚子さんの講演でさらに背中を思いっきりバーン!と押された気分です。ちょうどこの時期に厚子さんの講演を聞かせていただいて、私としては大変タイムリーでした。
Purposefulに生きる(目的をもって生きる)ということも何度もおっしゃっていました。ぼけーっとするのも大好きですが(笑)、いつもぼけてばかりではなく、せっかくの人生、私もpurposefulに生きたいと思います。
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最後にチャリティイベントのご案内。
3月17日(土)午後6時からJordan Hallでレセプション&コンサートが催されます。このイベントのため、東北から高校生2名も来ます。詳しくはJapanese Disaster Relief Fundのウェブサイトで→★
にほんブログ村
フィッシュ厚子氏は長年社会貢献活動に関わってこられ、現在はフィッシュファミリー財団の理事をなさっています。(英語のbioしかありませんが、詳しくは↑のお名前のリンクをクリックしてください)。
内容は生い立ちやこれまでのお仕事で学ばれたこと、そして震災支援について。前回の記事で書いた菅谷明子さんの講演同様、今回も大変inspireされました!
以下、junjun視点で心に残った点を書きあげてみたいと思います。
まずは厚子さんのお母様の言葉。貧しいことは恥ずかしいことではない。恥ずかしいのは嘘をついたとき、盗んだとき、そして与えられた能力をきちんと使わなかったとき。
特に3つ目の「恥ずかしいこと」にハッとさせられました。私は与えられた能力をきちんと使っているだろうか?
そして、厚子さんがさまざまなお仕事をされていく中で、気付かれたこと。ドアをぐいぐい押してばかりでは開かないことがある。そのドアは手前に引けば開くかもしれないし、横に引く引き戸かもしれない。(これはある方に言われたことだそうです)。また、最初は「自分が、自分が」というばかりで競争の中で生きてきたが、あるとき「他者のために」「他者の尊厳を考えて」仕事をしている人たちに出会い、影響を受けられたということ。
厚子さんと同じくアメリカ人の夫を持つ身として、そして在米日本人として考えされられることもありました。
厚子さんがご結婚されてまもなく、ご主人がご自分のお給料の10%をphilanthropy(慈善・社会貢献活動)に回したいがよいか、と聞かれたそうです。実は我が家のPも10%とはいきませんが、5%はphilanthropyに使いたいと常々言っています。(実際なかなか5%もできていませんが、一応これが目標)。
アメリカではこのphilanthropyが広く浸透しています。私もこちらで日々感じています。これはぜひアメリカに見習いたい点です。
しかしきめ細やくて秩序ある、という日本人のよさもあります。米人の夫と日米二重国籍の子どもをもち、アメリカに住む日本人として、こうした日米の良い点を「よいとこ取り」で実践していきたいと思います。
震災支援について。
ボストンでは震災直後、Fish Foundationからの資金を元に、Boston Foundation、Japan Society of BostonとともにJapanese Disaster Relief Fundが設立されました。これによりボストンから医師など医療従事者の方々が何名か現地に救援活動に入られ、厚子さんご自身も被災地に赴かれました。
また、医師派遣以外にもさまざまなところに資金を出されていて、そのひとつがこの被災地の住宅支援プロジェクトです。→★
↑の★をクリックしてください。1枚目の写真はコンテナを利用した被災者用住宅です。国が作った仮設住宅と比べて見た目もお洒落で、壁も厚く、窓も大きく、中には棚などもあって快適だそうです。2枚目は避難所での間仕切り。プライバシーがなく、着替えのときなど困っていたのがこれで解決されました。
素晴らしいプロジェクトだと思うので、皆さんにも見ていただきたく、こちらでシェアしました。
厚子さんが常日頃大切にされている10個のことをご紹介。
1)失敗を恐れるな:人生は失敗の積み重ね。失敗なくして学びはなく、学びなくして成功はない。
2)リスクを取る事を恐れるな:教えて下さいと頭を下げて嫌と言う人はいない。
3)他人の目を気にするな:自分に自信と誇りをもてば、他人との「違い」は怖くない。
4)「Good job!」:人は褒められる事で成長し、褒める事で心を豊かにする。
5)妥協をするな:擦り合わせではなく、良くても悪くても自分の意見をしっかり持つ。
6)柔軟性を持て:既成概念にとらわれず、臨機応変あらゆる方面から問題を見直す。
7)好奇心を失うな: 世の中の動きに興味を持ち、探求し続けることが若さを保つ秘訣。
8)夢は大きく持て:実際のところ、 夢はおそらく1/3くらいしか達成できない。だから、夢は大きければ大きい程よい。
9)運を上手に掴め:運は誰のところにもやってくるし、どこにでもある。でも、気づかないと逃してしまう。
10)人生の「Role Model」を持て: すばらしい人に出会いたいと願うことで出会いは生まれ、人との出会いを通して感動が生まれる。
このひとつひとつがぐぐっときます。実はjunjun今ちょっと新しいことをやろうとしています。明子さんの講演で刺激を受けて背中を押され、昨日の厚子さんの講演でさらに背中を思いっきりバーン!と押された気分です。ちょうどこの時期に厚子さんの講演を聞かせていただいて、私としては大変タイムリーでした。
Purposefulに生きる(目的をもって生きる)ということも何度もおっしゃっていました。ぼけーっとするのも大好きですが(笑)、いつもぼけてばかりではなく、せっかくの人生、私もpurposefulに生きたいと思います。
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最後にチャリティイベントのご案内。
3月17日(土)午後6時からJordan Hallでレセプション&コンサートが催されます。このイベントのため、東北から高校生2名も来ます。詳しくはJapanese Disaster Relief Fundのウェブサイトで→★
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by junjunh0101
| 2012-03-06 01:13
| 行事・イベント